おそまつさまでした、

役者のほのぼの少し悲しいブログです

ハイバイ『おとこたち』観劇

生まれて初めて生でハイバイのお芝居を観に行きました。

『おとこたち』、ものすごく面白く、心が締め付けられました。
観ていて、これは男の人にしか分からないものがあるなとか、男の人だなとか…男と女の人生観の違いの境目を見た感じでした。

私は22年間生きてきたわけですが、数回、落ち込んだり、死にたいと考えたこともありました。
その度に少し前に起きた楽しかったこと、悲しかったことを思い返します。
思い返して、よい未来を想像します。
だから明日から頑張ろうとか、生きようと思えるのです。
『おとこたち』を観て、思ったのは、人は死が近いときもなんらかのトラブルに巻き込まれます絶対。マイナスなトラブル。
その時に思い返すのは少し前の記憶ではなく、全ての記憶、いわゆる走馬灯ってやつです。
これまでの人生を清算しているのです。
けれど、これから死ぬ人は、どれだけ思い返しても、頑張ろう、生きようという力は失われつつある。最悪無しです。
それがなんだか悲しいです。
人間は悲しい生き物、その通りだと思います。

この作品を観れてほんとによかったと思います。
死因はなんであれ、自分の死を、少し想像しやすくなりました。
まだまだ死にませんけどね。